念願の40万人突破/10年度入域観光客数
前年度比6万6000人の大幅増
宮古島の2010年度入域観光客数が40万3744人となり、長年、目標として掲げてきた40万人を突破したことが5日、明らかになった。2月末時点で37万人を超えていたものの、3月11日に発生した東日本大震災の影響が懸念されていた。しかし最終的には前年度実績を6万6000人(19・7%)上回る大幅増となった。
月別に見ると、4月は前年度比16・1%増でスタート。その後も7月までは10~18%ほどの増で推移。そして8月には38・7%、9月は50・1%と大幅増を記録。10、11月も30%台の増加幅を見せた。12月は10年度で唯一、前年度をわずかに下回ったが、2、3月は再び10%ほどの伸びを見せ、最終的には前年度比19・7%増の40万3744人となった。
この結果に下地敏彦市長は「観光協会をはじめ多くの市民が、宮古島を良くしようという気持ちを持って誘客に取り組んできた成果の現れだと思う」、宮古島観光協会の豊見山健児会長は「(宮古島を紹介する全国ネットの)テレビ番組の影響と、関係者による観光キャラバン活動などの効果で達成できたのだと思う。今後、さらに営業活動を重ね、次のステップに向け大きく進みたい」との思いを語った。