与野党勢力図が変化へ/市議会
与党系2人減の8人に/中立が2人増の4人へ
市議会の与野党勢力図が変化する見通しが強くなった。現在の勢力図は定数24人に対して与党10人、野党12人、中立2人の構図だが、座喜味一幸市長を支える与党の「ワンチームみゃーく」勢力は、参議院選、知事選挙における足並みの乱れも影響して、今後の勢力は2人減って8人に、それを受けて中立が2人増の4人となり、野党は現状の12人を維持する見込みだ。
革新勢力と一部の保守勢力が相乗りする座喜味市政を支える「ワンチームみゃーく」は、7月の参院選と今月の県知事選で、与党市議10人のうち、保守系会派の「保守心和会」の3人は、対立候補の応援に回り、今後の動向が注目されていた。
知事選後、同会派を含めた与党内で調整を進めたが、従来通りの構図で今後の動きを展開することは厳しい状況となったようだ。
今後については、同会派の上地堅司氏は与党に残り、西里芳明氏と仲間誉人氏は、中立の立場を取るものと見られている。
同会派代表の上地氏は「まだ、会派として今後どうするか相談している段階。正式には何も決まっていない。9月定例会終了後にでもこれからについてはしっかりと説明したい」と話した。
今回の動きについて「ワンチームみゃーく」の関係者からは「参院選、知事選の動きからも仕方がない部分もあるが、座喜味市長を誕生させた経緯からも、今後も座喜味市政を支えるという意味では常に同じ仲間だと認識している」との見解が示された。
同会派の内部には、21日から始まる一般質問の座喜味市長の答弁を含めて、今後の判断の材料にしたいとの思いもあることから、勢力図が具体的に固まるのは9月定例会の終盤かその後になる見込みだ。