安心して暮らせる島に/全国地域安全運動出発式
犯罪被害防止など宣言/期間中、防犯意識高揚図る
2022年全国地域安全運動宮古島地区出発式(主催・宮古島警察署、宮古島地区防犯協会)が11日、同署で行われた。警察や防犯協会員のほか、防犯ボランティアや行政機関団体など関係者が参加し、安全で安心な地域づくりの実現に向けて決意を新たにした。運動は20日までの10日間。
出発式では、クララこども園5歳児の園児たち10人が元気いっぱいの踊りを披露して式を盛り上げた。
さらに、全国地域安全運動・全国暴力追放運動用ポスター・標語の宮古地区入賞者の表彰と、「ちゅらうちなー安全なまちづくり功労者」の表彰伝達も行われた。
出発式で宮古島署の仲宗根宗信署長は、管内の刑法犯認知件数は減少傾向にあるものの、依然として女性や子供に対する「声がけ」「つきまとい」のほか、架空料金請求等の詐欺が後を絶たないことを説明した。
その上で「9月末現在で認知件数は昨年同時期に比べて増加しており、特に万引き、自転車の盗難等が増加している。期間中は防犯意識の高揚を図るとともに、地域の安全活動へのさらなる協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
また、激励の言葉では座喜味一幸市長が「安全・安心に暮らせる街づくりの実現に向け、各種活動の取り組みをしっかりと遂行してほしい」と述べた。
大会宣言では、防犯協会の真壁寛樹副会長が▽子供と女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺の被害防止▽「ちゅらさん運動」の推進」▽「適正飲酒運動」の推進-などを掲げ、「カギスマ、ミャーク」づくりの努力をすることを宣言した。
出発式で、表彰と表彰伝達を受けたのは次の皆さん。(敬称略)
【表彰】
同運動用宮古地区ポスターの部優秀賞・根間萌瑛(下地小6年)▽標語の部最優秀賞・饒平名祐大(下地中3年)優秀賞・岩瀬暖之(同)佳作・仲宗根雛希(宮古総合実業高校1年)、上地らな(下地中3年)
【表彰伝達】ちゅらうちなー安全なまちづくり功労者(個人の部)・真栄平正彦(宮古島地区防犯協会西城支部員)