トライ大会4年ぶり開催へ/実行委総会
賛成多数で正式決定/市長「日常、経済戻る大会に」
第37回全日本トライアスロン宮古島大会が来年4月16日に開催されることが正式に決まった。実行委員会総会が14日、市役所で開かれ、賛成多数で決定。新型コロナウイルスの影響で、2020年から3年連続で中止や延期が続き、4年ぶりの開催。実行委会長の座喜味一幸市長は「コロナ感染防止対策をしっかりとって大会を成功させたい。日常に戻る、経済が戻る大きな大会になると期待している」と語った。
総会では大会の可否、要綱案、歳入歳出予算案についての議案を審議し、いずれも可決された。
質疑では宮古地区医師会の竹井太会長が、抗原検査や健康管理など感染拡大防止対策の拡充を求めた。座喜味市長は「医療関係機関と連携を取りながら感染対策に万全を期したい。予算措置もしっかりと対応していきたい」と語った。
第37回大会の制限時間は、午前7時から午後6時30分までの11時間30分。定員は1200人(国内限定)。出場選手の申し込み受け付けはインターネットのみで、11月1日に開始する。参加費は5万円。
距離はスイム3㌔、バイク123㌔、ラン30㌔の計156㌔になる。バイクコースからは伊良部大橋と来間大橋が除外されるほか、ラン競技を15㌔の周回コースを2周に変更された。
ボランティアの感染症対策や食料部の負担軽減などのため、AS(エイドステーション)の数をランコースでは10カ所から5カ所に、バイクコースでは10カ所から7カ所に見直すこととしている。
総会終了後、座喜味市長は「選手の皆さんは熱い応援を待ちかねていると思う。宮古島はトライアスロンがないと燃えない。空白の部分のマグマは、成功に向けて大きく盛り上がると期待している」と話した。