11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
社会・全般
2022年10月23日(日)9:00

両陛下が戦没者慰霊/即位後、初めて来県

沖縄戦の遺族らと交流

 

国立沖縄戦没者墓苑で供花後、遺族と交流する天皇、皇后両陛下=22日、糸満市摩文仁

国立沖縄戦没者墓苑で供花後、遺族と交流する天皇、皇后両陛下=22日、糸満市摩文仁

【那覇支社】天皇、皇后両陛下は22日、即位後初めて沖縄を訪れ、太平洋戦争末期の激戦地となった糸満市摩文仁にある平和祈念堂や平和の礎などを巡られた。国立沖縄戦没者墓苑では、供花、拝礼した後、県遺族連合会の遺族らに声を掛けながら交流された。両陛下は23日、宜野湾市で「美ら島おきなわ文化祭2022」の開会式に出席される。

両陛下は午後2時46分、沖縄戦で亡くなった18万人余の遺骨を納めた沖縄戦没者墓苑に到着し、供花、拝礼された後、炎天下の中、額に汗を浮かべながら約20分間にわたり沖縄戦の遺族ら一人ひとりに言葉を掛け、沖縄戦での出来事などを聞き取られた。

9歳の時に沖縄戦で父親を含めた5人の家族を亡くしたという照屋苗子さん(86)は「両陛下の表情から、上皇ご夫妻の心を引き継がれていらっしゃると感じた。長い時間、一人ひとりにお声掛けをしてくださり、私たち遺族に対して深いお心を寄せていただいていて、感謝しています」と語った。

玉城デニー知事は21日の定例会見で、本土復帰50周年のタイミングでの両陛下の訪問について「行幸啓されることは、多くの県民にとっても非常に喜ばしいことで歓迎を申し上げる」と強調した。

また、「これまでの経緯や現状、これからの沖縄県が目指そうとしていることを私からもご説明し、県民の思いについても心を寄せていただければと思う」と述べた。

天皇陛下の沖縄訪問は、皇太子時代などを含めると6度目となる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!