来月から5回目接種開始/オミクロン対応未接種者対象
市、31日に接種券発送/新型コロナワクチン
新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を終えているものの、オミクロン株にも対応したワクチン(2価ワクチン)をまだ接種していない人を対象とした5回目接種が11月からスタートする。市は、7月末までに4回目接種を終了した人に対し31日から接種券の配送を開始。手元に届き次第、2価ワクチン接種の予約ができ、市による集団接種や対応医療機関での個別接種で接種を受けることができる。
市では6月から60歳以上や基礎疾患がある人などを対象に4回目のワクチン接種を実施。それに対し、従来株とオミクロン株に対応した2価ワクチンの接種開始は10月からだったことから、それまでに4回目接種を終えた人は2価ワクチンが未接種となっている。
また、これまでの接種対象は、12歳以上で2回目または3回目の接種を終え、5カ月以上が経過している人とされていたが、経過期間を10月21日から、5カ月以上から3カ月以上に短縮することを厚生労働省が決定。11月からは7月までに接種を終えた人も対象となることから、市ではそれらの人に対し接種券を送付する準備を進めている。
市では11月に、2、5、12、16、19、23、24、30日の8日間の集団接種実施を予定。そのうち19日を除く7日間は2価ワクチンの接種を受けることができる。接種会場は、23日が伊良部の前里添多目的施設(午前)と東区構造改善センター(午後)、24日は城辺公民館で、それ以外は市役所となる。
宮古島市で使用されていた2価ワクチンはこれまで「BA・1」対応型だったが、11月以降は「BA・4-5」対応型となる。
従来型ワクチンの2回接種が完了していない人は2価ワクチンを接種することはできない。2価ワクチン接種を希望する場合は、集団接種で従来型の2回目を接種することが必要となる。ただし、従来型ワクチンの国からの供給は年内で終了予定となっていることから、市では希望者に対し、早めに接種するよう呼び掛けている。
問い合わせは、市ワクチン予約センター(電話79・7829)まで。