愛好者の力作ずらり/市民文化祭一般の部
文芸、写真、盆栽展始まる/未来創造センターであすまで
「創造する市民の文化」をテーマとした第17回市民総合文化祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)は28日、展示部門一般の部の文芸、写真、盆栽の展示が市未来創造センターで始まった。各分野を愛好する市民の力作がずらりと並び、訪れた市民らが感性豊かな作品を鑑賞した。
展示は30日まで。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。30日は午前10時から方言の舞台発表が行われる。
このうち写真部会(平良務部会長)は、図書館ブラウジングコーナーで写真コンクールの応募作品のうち45点と、宮古写真協会会員の作品90点、昭和がよみがえる宮古島ノスタルジー写真25点を展示。平良部会長は「面白い作品が寄せられている。ぜひ鑑賞して来年の出品も考えてほしい」と述べた。
今回初めてというノスタルジー写真の展示に触れ、「昔の宮古の風景写真を見て懐かしんでほしい。残しておきたい昔の風景写真があればお知らせ下さい」と呼び掛けた。
また、盆栽部会(与那覇止部会長)は公民館市民ギャラリーで日本盆栽協会宮古支部の会員が丹精込めて手入れした大小さまざまな作品35点を展示した。
与那覇部会長は「市民が手塩にかけた作品を見ていろいろな技術を楽しんでほしい」と述べた。
28日は、沖縄市の盆栽園「長蓉園」の長濱匠仙代表が技術講習会を行い、愛好者たちに盆栽を仕上げる前の整枝(せいし)技術を指導した。
文芸部会(上地恵美子部会長)は図書館コーラルプレイスで短歌39点、俳句28点、川柳7点、エッセーと詩各1点を展示。特別企画展として宮古に縁のある作者の歌集や句集20点を展示した。上地部会長は「多くの方に観賞してもらい、私も詠んでみようと思うきっかけになれば」と期待を示した。