3000メートル滑走路を体感/下地島空港
「空の日」で市民に開放/親子連れ「すごい広い」
県と下地島エアポートマネジメントは6日、「下地島空港・空の日イベント2022」として「ランウェイウオークと航空教室」を同空港滑走路などで開催した。同空港の3000メートルの滑走路では、早朝からランウェイウオークが行われ、目の前に広がる景色に参加者からは「思っていたよりもすごい広い」などの感想が聞かれた。
午前中の「ランウェイウオークと航空教室」には、40人の定員に対して約100人の応募があり、この日は選ばれた親子連れや島外からの参加者が日ごろは体験できない滑走路での「朝活」などを楽しんだ。
滑走路の運用時間を避けるため、ランウェイウオークは早朝の開催となり、管制塔の後方から差し込む朝日を受けた滑走路と、目の前に広がる景色に参加者たちは大興奮で、デジタルカメラやスマートフォンで記念撮影する風景が見られた。
伊良部島小学校1年の国頭岳さんは「初めて滑走路を歩いた。とても大きいのでびっくりしている。これだけ広くて長いと走りたくなる」と話し終えると、実際に滑走を走り回った。
母親のゆかりさんも「こうした経験はなかなかできないので子供も喜んでいる。すごい景色だし、とても良い経験になった」と話した
ランウェイウオーク中に、滑走路上では消防車2台による放水も行われ、頭上高く吹き上がる水の迫力に参加者から大きな拍手が起こった。
滑走路を歩いた後は「空港ではたらく車見学」と題して、普段は近くで見ることができない、いろいろな機能を持った車に、子供たちが実際に乗ったりしながら楽しい時間を過ごした。
また、クイズ大会や「空の日」限定の豪華な朝食も振る舞われ、参加者たちからは「すごいおいしいね」などと話しながら、空港での食事を楽しんだ。
そのほか、「スカイマークの旅客機を間近で見よう」も行われ、参加者たちは実際の飛行機が到着してから出発するまでの作業を旅客機の近くで見学した。