来夏開業向け地元採用/ヒルトンホテルが説明会
200人枠、半数は新卒内定者
平良トゥリバー地区で建設が進められている大型リゾートホテル「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」が9日、宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古)で企業説明会を開催した。市民ら14人が参加し、企業理念などに耳を傾けた。2023年初夏に開業する予定で、全職種を募集している。
開業メンバーは約200人必要という。このうち100人弱は新卒内定者が決まっている。残り100人は地元採用や異動によって確保する考えだ。
同ホテルの棚町誠二総支配人は「現在7人のチームメンバー(従業員)と開業に向けて一歩ずつ前進している。皆さんと共に末永く宮古島の観光のために頑張っていきたい。英語ができなくても問題ないので心配せずに応募してほしい」と語った。
PRビデオではチームメンバーが働く様子を紹介。土屋佳子副総支配人は「成長できるチャンスがたくさんある。明るく輝ける最高の職場と自負している。ぜひチームメンバーになってほしい」と説明した。
働く仲間に共感や体現してほしいこととしては▽おもてなし▽一貫性▽リーダーシップ▽チームワーク▽責任感▽行動力─を挙げた。
福利厚生としては年間休日が120日あることや寮完備、従業員食堂は2食を無料提供、ヒルトングループの宿泊・レストラン優待価格などがある。
説明会に参加した男性は「世界的な会社なので参加した。良い印象を持った。応募を検討したい」と話した。
同ホテルは、地上8階建ての329室を有する。レストランは四つあり、プールは屋内外に5カ所用意する。宴会場やミーティングルーム、チャペルも備える。
敷地面積は5万3909平方㍍。ホテル棟建築面積は6478平方㍍で、延べ床総面積は2万8368平方㍍に及ぶ。県内6軒目で離島進出は初めて。
求人情報はハローワークインターネットサービス(https://www.hellowork.mhlw.go.jp/)で検索が可能となっている。