青い海と走りを満喫/17ENDハーフマラソン
21㌔は大山、太田がV/3コースで793人、79組完走
第1回宮古島市17ENDハーフマラソンin伊良部島大会(主催・市、市教育委員会)が13日、伊良部平成の森公園を発着点に行われた。A、Bコースに829人、Cコースに79組が出場し、マイペースで走りながら島の自然を満喫。最長のAコース(21㌔)男子の部は大山翼(35)=宮古島市=が、同コース女子の部では太田麻衣子(37)=東京都=がそれぞれ優勝を飾った。完走者は793人、79組で、完走率は96・04%だった。
同大会は、温暖な気候と美しい自然景観を生かし、風光明媚(めいび)な伊良部島・下地島の自然の醍醐味(だいごみ)を満喫し楽しく海を見ながら走ることにより、健康の増進・体力の向上を図り、スポーツイベントによる観光振興と地域活性化に寄与することを目的に開催されている。
開会式で座喜味一幸市長は「健康増進のため、思い思いに海を見て空気を吸って楽しく走ってください」とあいさつした。
Aコースは午前9時、B、Cコースは同9時30分に号砲が鳴らされ、各コースの選手がスタートした。この日の天気は曇りで、気温は28・2度(午前9時)と上がりランナーにとっては過酷なコンディションとなった。
最長のAコースには507人がエントリー。下地島空港の17ENDエリアを通り、通り池付近で第1の折り返し、伊良部島のフナウサギバナタ手前の第2折り返し地点を通過して平成の森公園に向かった。後半はアップダウンが多くなり、選手たちは上り坂に苦しそうな表情を見せていた。
Cコース(2㌔)には、家族連れなど79組が参加した。親子で手をつないだり、赤ちゃんをベビーカーに乗せたりしながら、それぞれのペースでゴールを目指した。
沿道からは地域住民らが温かい声援を送った。エイドステーションでは、ボランティアが飲み物を手渡して選手の力走を支えた。
ゴール後、参加者には伊良部の特産品「うずまきパン」と多良間産「黒糖」が配布された。子供たちは早速パンを頬張り、笑顔を見せていた。