補正予算3800万円を承認/市議会臨時会
市、人勧受け賞与引き上げ
市議会(上地廣敏議長)の臨時会が25日、市議会議場で行われた。県人事委員会の勧告に基づき、職員給与を引き上げるための条例改正案や補正予算案など、11議案と報告1件が提案され、いずれも原案通り可決された。今回の補正予算案によって、3862万円が今年度一般会計予算に加えられ、歳入歳出の総額は398億312万円となった。
市当局から提出されたのは、市職員の勤勉手当を0・1カ月分引き上げる条例の一部改正案。一般職員との均衡を考慮して、市の特別職および市議会議員の期末手当も0・05カ月分引き上げる一部改正案も提案された。
今回の引き上げにより、冬期の期末・勤勉手当(ボーナス)は一般職員が支給率2・25カ月、特別職と市議会議員が同1・675カ月となる。
質疑では久貝美奈子氏と平良和彦氏が、会計年度任用職員が対象に含まれていないことを指摘し、市職員と同様に手当を引き上げるよう求めた。
與那覇勝重総務部長は「人事院勧告および県人事委員会勧告では、会計年度任用職員について勧告内容が示されていない。県の動向や他市の状況を見て検討したい」と述べるにとどめた。
報告は市が委託するスクールバスの運転手が、業務中に飼い犬をひいたことに対する損害賠償額5万6000円を専決処分した内容。保険会社と調整して、市が4割負担することとなったという。
議会終了後には、総務財政委員会と文教社会委員会が開かれ、9月定例会で継続審査となっていた陳情書の採決を行った。