島の魅力発信へ情報共有/宮古島観光感謝祭
旅行会社招き商談会/県内外から27社41人参加
「第24回沖縄宮古島観光感謝祭~in宮古島~」(主催・市、共催・宮古島観光協会)が10日、市内のホテルで開催された。県内外の旅行会社の担当者と、地元事業者が商談会や情報交換会を通して、宮古島観光の魅力発信の在り方や島を満喫できるより充実したツアープランの作成に向けて情報を共有した。
以前の感謝祭は、宮古島側から東京や大阪に出向いて開催していたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり昨年、初めて宮古島に旅行会社の担当者を招いて、宮古観光をPRする形に変更。今回もその形式で実施した。
あいさつで、観光協会誘客委員会の田之上圭克委員長は「この2日間、地元は全力で皆さんをもてなすので、宮古島を見て、知って、その魅力を体験する最高の期間にしてほしい」と呼び掛けた。
この日の商談会には、東京、関西、仙台などから27社41人が参加。今の宮古島が持つ観光地としての魅力の発信方法などについて、ホテルや交通関連など地元事業所と話し合った。
この日は、マーケティングの授業の一環として宮古総合実業高校の商業科の生徒も参加。生徒たちが地元の高校生の立場で考えた宮古島の魅力を体感するツアープランを紹介した。
生徒たちからは「サメ」をテーマに、漁船でサメの駆除に同行し、駆除したサメ料理を堪能するプランや、廃校を活用してプールでナイトプールを楽しんだり、音楽室をカラオケルームとして活用する案なども示された。
2日目の11日は、オープントップバスを活用した島巡りやトゥリバーではブルーインパルスの見学が予定されている。
この取り組みは、宮古圏域の行政および民間団体が一体となって、観光客誘致と観光産業のさらなる発展に寄与することを目的に開催された。