創立120周年の節目祝う/狩俣自治会
未来へつなぐ活動に決意/関係者ら集い記念式典
狩俣自治会創立120周年記念式典(主催・同自治会)が18日、狩俣集落センターで行われた。関係者が集い、これまでの歴史を振り返りながら、さらなる飛躍、発展を祈念した。主催者を代表して自治会の國仲義隆会長は、記念式典が開催されたことを喜び、多くの人の協力に感謝した。
同自治会は1902(明治35)年3月19日に創立。現在、狩俣集落には約460人、210世帯が暮らしている。
式典には、歴代自治会長や地域へ協力した企業など関係者が出席した。
國仲会長は式辞で「狩俣は人口の少ない小さな地域だが、在沖狩俣郷友会や八重山郷友会をはじめ、ブラジル県人会、台湾の長榮大学との交流など、狩俣が大好きな関係人口は増えている」と強調。その上で「今後は『過疎対策』『人材育成』『伝統継承』を最重要課題として、未来へつなぐ自治会活動を実践していきたい」と決意を示した。
座喜味一幸市長(代読)は「狩俣地区では自治会を中心とした『狩俣版SDGs』に示された目標達成に向けてさまざまな取り組みが進められている。市としても、それぞれの地域で『活力の実感できる島づくり』が実現できるよう政策を推進していきたい」と祝辞で述べた。
功労賞として、歴代自治会長の▽根間昌明氏▽池間等志氏▽上原正行氏▽久貝正吉氏▽池間豊氏-が表彰された。
また、地域へ貢献したことで、▽狩俣マッチャーズ(平良政登社長)▽あさひ(下地弘晃社長)▽先嶋建設(黒島一洋社長)▽沖縄トヨタグループ(野原朝昌社長)-に感謝状が贈られた。
受賞者を代表して狩俣老人クラブの池間豊会長が「先輩方は第二次世界大戦などの困難を乗り越え、共同売店設立や字有地取得などを行ってきた。これからは、若い人を盛り上げ、活性化に頑張ってもらうように応援したい」とあいさつした。
狩俣小学校5、6年生による地域のことを学習した「狩俣元気プロジェクト」も発表された。