飲酒運転は悪質な犯罪/宮古島署・地区交安協
根絶訴えチラシなど配布/交通安全クリスマス作戦
宮古島警察署(仲宗根宗信署長)と宮古島地区交通安全協会(友利勝一会長)は23日、交通安全意識の高揚などを目的に「交通安全クリスマス作戦」を行った。仲宗根署長、友利会長をはじめ、同署署員や同協会の会員、サンタに扮(ふん)したリアルまもる君らが西里通りにある飲食店などを訪れ、交通安全を呼び掛けるチラシやカレンダーなどを配布した。出発式ではリアルまもる君が「飲酒運転根絶」に向けて決意を発表した。
同署管内の交通人身事故は11月末現在で91件発生し前年同期比で約2倍増となっている。事故の特徴として交差点での事故と歩行者が絡む事故が大幅に増加しているという。また、今年は死亡事故も2件発生している。
出発式で仲宗根署長は「これから広報活動に向かう。管内の交通人身事故の状況はかなり厳しい状況。また、この時期は飲酒の機会が増える。飲酒運転は交通人身事故につながる危険で悪質な犯罪。1件でも減らすためにきょうは頑張ろう」と呼び掛けた。
友利会長は「安心安全で交通事故のない宮古島のために団結していこう。事件事故のない安全で安心なまち、そして来年を良い年にしていこう」と話した。
リアルまもる君は「島民の交通事故を目指し立哨活動を行っている。これからも継続し、飲酒運転ゼロを目指して交通安全啓発活動に出発する」と宣言した。
同作戦は、年末年始の交通安全県民運動期間に伴い、交通安全のシンボルであるリアルまもる君が交通安全を呼び掛けるとともに、グッズを配布することで交通安全の意識高揚を図る目的で実施。この日は西里大通りの多くの店舗を巡り関係者に手渡した。