オミクロン株対応ワクチン 接種率は23・7%
70代は半数以上が接種
20代以下は10%に満たず/宮古島市
宮古島市が実施している今年の新型コロナウイルスワクチン集団接種が24日で終了した。10月から接種を始めた従来株とオミクロン株に対応するワクチンの接種者数は、26日午前9時時点で個別接種も含め1万3168人、全人口に対する接種率は23・7%となっている。接種率は前月末比で8・5増加している。年代別に見ると70代が53・5%と50%を超えているのに対し、20代以下は10%に届かない状況となっている。
オミクロン株対応ワクチンの接種対象は当初、12歳以上で2回目または3回目の接種を終え、5カ月以上が経過している人とされていたが、10月21日から経過期間が3カ月以上に短縮された。60歳以上や基礎疾患がある人などで4回目接種を終えている人で、オミクロン株対応ワクチン未接種の人への接種も11月から行われている。
オミクロン株対応ワクチンの接種率は10月末時点では3・2%、11月末では15・2%だった。
年代別に見て接種率が70代に次いで高いのは80歳以上の48・3%、60代の37・4%、50代の27・3%と続く。最も低いのは20代の6・8%、次いで18、19歳と12歳から17歳の7・6%となる。
接種率を接種回数別で見ると、1回目を終えている人は73・7%、2回目は72・9%、3回目が54・1%、4回目は30・6%、5回目が13・4%となっている。
新型コロナワクチンの今年の集団接種は終了となったが、医療機関での個別接種は30日まで受けることができる。
市新型コロナウイルスワクチン接種対策室では「年末年始は人の移動が多くなり、島外から宮古島を訪れる人も増える。ワクチンを接種することで感染時に重症化を防ぐことができるとされているのでオミクロン株対応ワクチンの接種がまだの人は年内の接種を検討してほしい」と呼び掛けている。
ワクチン接種に関する問い合わせは市新型コロナワクチン予約センター(電話79・7829)まで