「明るい兆し見えた」
今年振り返り市長/宮古島市
仕事納め式、職員に訓示
宮古島市は28日、仕事納めを行い、2022年の業務を終了した。仕事納め式は市役所2階大ホールで行われ、市職員を前に訓示した座喜味一幸市長は、新型コロナウイルスに関連した行動制限の解除で官民が連携したイベントなどが開催できたことなどを振り返り、「明るい兆しが見えた」と強調した。年末年始の休暇は6日間で、23年の仕事始めは1月4日。
座喜味市長は「新型コロナに関連した行動制限は6月からは解除となったが、依然として厳しい状況。軽石漂着問題やウクライナ危機による原油、飼料等の高騰が生活に大きな打撃を与えた。このような厳しい年はなかなかなかったと思う。コロナ禍でも市民や医療関係者の協力を得ながら全庁体制で臨んだ」と話した。
具体的には「原油高騰についても水道料金の2カ月の免除、農林水産業における飼料等の支援など緊急な対策が取れたことは迅速な行政対応ができたと思う。6月以降の観光の伸び、国民文化祭の開催や産業まつりも3年ぶりに実施された。伊良部でのマラソン大会も行われた。官民含めてのさまざまな行事、明るい方向での行事が進められている。全国的に厳しい中でも宮古島市は明るい兆しが見えたと考えている」と振り返った。
職員に対しては「激動の22年、皆さんの力を借りて仕事納めができること心より感謝したい。(年末年始の休暇で)家族とだんらんし、新年に英気を養ってほしい。この1年間ありがとう」と話した。
来年に向けては「宮古島市は経済的な投資マインドも高いと思っている。企業投資も含めてなお一層、市の活性化に向けて取り組んでいこう」と呼び掛けた。