村の担い手として活躍を/多良間村成人式
20歳迎える門出祝う/23人が大人の仲間入り
【多良間】多良間村の成人式が4日、村コミュニティー施設で開催され、23人が門出を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小しての式典開催となったが、村議らが出席し、新成人を祝った。
約140年ぶりの法改正に伴い、成人年齢はこれまでの20歳から18歳に引き下げられたことを踏まえ、各自治体で成人式の在り方の検討が重ねられてきたが、多良間村としてはこれまで通り20歳を対象に「大人」への節目の機会として祝いの式典を開催した。
伊良皆光夫村長(代読)は「20歳という大きな節目を迎えた皆さんは未来に向け、どのような人生を歩んでいくのかそれぞれに思い描いていると思う。皆さんには何事にも無関心でなく、自分事として考え行動してほしい。家族や友達などを思いやり、身近なことに関心を持って接することで豊かな人生を送ることができる。これからの多良間村の担い手として、日本の未来を託された若者としての活躍を心から願っている」と式辞を述べた。
このほか、村議会の福嶺常夫議長(代読・安里三喜男副議長)が祝辞を述べた。
新成人を代表して亀山飛龍さんは「私たちは豊かな多良間島に生まれ、多くの人に支えられながら成長することができた。感謝の気持ちでいっぱい。これからたくさん挑戦し、経験や失敗を積み重ねて希望を忘れず、人との関わりを大切にし、歩んでいこうと思う。これからも温かい目で指導してほしい」と決意を述べた。