出身者の人生の節目祝う/上野、下地
地域で「二十歳を祝う会」
上野、下地の両地区で5日、「二十歳を祝う会」が開催された。二十歳を迎えた出身者が晴れ着やはかまを身にまとって参加。地域から祝福を受けながら、人生の節目に決意を新たにした。
24人の門出を祝い乾杯/上野地区
近況報告で将来の夢語る
上野地区二十歳を祝う会(主催・博愛の里上野地域づくり協議会)は上野公民館で開かれた。上野出身者の24人が参加。協議会役員や市議ら地域の関係者が祝福と激励の言葉を贈った。
会では、上野中学校の校歌をマスク姿で合唱。小中学校時代の思い出の映像も上映されたほか、中学時代の恩師も出席して、門出を祝った。
近況報告では「将来は親の仕事を継ぎたい」「漫画家になりたい」「教員を目指している」などと一人一人が現状と夢を語った。拍手が湧き起こり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
地域づくり協議会の島尻重則会長は「二十歳を迎えた皆さんが、一生の友として歩んでいくことを祈念する。この日の絆を忘れず、好奇心を常に持って前進してほしい。自分を愛し、地域を愛し、自立心旺盛で人を思いやる優しい人に育ってほしい」と激励した。
下地中70期卒が二十歳に/下地地区
保護者や地域住民が祝福
下地地区二十歳を祝う会が下地農村環境改善センターで開かれた。20歳を迎えた下地中学校70期卒の皆さんを保護者や地域の人たちが祝福した。会には卒業生29人のうち、帰省した26人が参加した。参加者は思い出話や近況を報告し合うなど、久しぶりの再会を楽しんでいた。
祝う会では、下地地区地域づくり協議会の川満好信会長が「皆さんは輝かしく新しい年を迎え、二十歳を実感していると思う。世の中は混沌(こんとん)とし、大きな転換期を迎えていると言われている。アンテナを高く伸ばし、いろいろな情報をキャッチして、自分を高め世のために頑張ってほしい」と激励した。
その上で「願わくば、下地地区に戻ってきて力を発揮してほしい」と話し、二十歳の皆さんの前途を祝福した。
70期卒を代表して多嘉良拓希さんは「地域の皆さんのサポートや応援で二十歳を迎えることができた。これまで両親に迷惑を掛けてきたが、これからは自立して周りの友達と支え合い、夢に向かって頑張っていきたい」と決意を話した。
記念撮影では、我が子の晴れ姿を保護者や地域の人たちが、カメラやスマートフォンに収めていた。