12月の発生届け208人/市新型コロナ
12月の発生届け208人/市新型コロナ
11月を60人上回る/1月は9日間で100人に
12月の1カ月間に宮古島市で新型コロナウイルスに感染したとの発生届けがあった人数は、10月の198人を10人、11月の148人を60人上回る208人となり、10月以降で初めて200人を上回った。また1月に入ってからの発生届け人数は9日間で100人となり過去3カ月と比較して最多となっていることから、今後のさらなる感染拡大やインフルエンザとの同時流行などが懸念されている。
県は9月27日発表分から、新型コロナ感染者の全数把握の見直しを実施。それにより現在、発表されている宮古島市での感染者数は、届け出対象となっている▽65歳以上▽入院が必要な人▽重症化リスクがあり、かつ治療薬または酸素投与での治療が必要な人▽妊婦―に限られている。
11月の発生届け人数は10月と比較して50人の減少となっていたが、12月は一転し前月比で60人増と、11月での減少幅を10人上回る人数の増加という結果となった。
12月の発生届け人数を日別に見ると、最も多かったのは24日の18人。次いで20日の14人、31日の12人、3日、19日、28日の10人。最も少なかったのは5日と12日の1人だった。
1日での最多発生届け人数は18人、10人以上の日数は6日間で、これは10月と同じとなったが、10月には0人の日が3日間あったのに対し、12月に0人の日はなかった。
発生届け人数は1月も増加傾向にある。過去3カ月間の1日から9日までの人数を見ると、10月が79人、11月が36人、12月は54人と10月が最多となっていたが、1月はその人数を21人上回っている。
年末年始には観光や帰省などで多くの人が宮古島に訪れ、人と人が接触する機会が増加した。そのことが今後の感染拡大につながる可能性を懸念する声も聞かれている。
さらに県は5日、インフルエンザ患者も増加しているとして、新型コロナとインフルエンザの同時流行に警戒するよう呼び掛け、コロナとインフルエンザのワクチン接種を早期に済ませる必要性などを訴えている。