青学、順大ら6校参加へ/ワイドー・ズミ大学駅伝
来月12日に宮古で開催/実行委らが市長に報告
第3回目となる「宮古島ワイドー・ズミ大学駅伝大会2023」(主催・同実行委員会、主管・市陸上競技協会)が2月12日、6大学7チーム参加と規模拡大して開催される。実行委員長の本村邦彦市陸上競技協会顧問らが10日、座喜味一幸市長に報告し、地域活性化への取り組みを誓った。本村委員長は「(三大駅伝の)出雲、全日本、箱根に次ぐ第四の大会を宮古で創り、活性化につなげたい」と語った。
本村委員長は今回の大会について「トップランナーの走りをじかに見ることで高校生や一般の刺激になる」として上で「ぜひ多くの人に応援してほしい」と呼び掛けている。
ワイドー・ズミ駅伝は、駅伝大会出場に向けて強化に取り組む大学駅伝チームの支援と合宿誘致を目的に2020年2月にスタート。21年は新型コロナの感染拡大で中止し22年に第2回大会を開催。立教大や芝浦工大、地元宮古の選抜チームが健脚を競ってきた。
第3回大会は、立教大(2チーム)、芝浦工大に加え、「箱根駅伝」を後援する報知新聞の協力を得て、青山学院大、順天堂大、東洋大、東海大ら強豪チームの参加が確定した。
開催報告を受けて座喜味市長は、報知新聞の後ろ盾は大きいとしながら「今後に大変期待したいニュース。市陸協と連携しながら受け入れていきたい」と述べ、積極的な姿勢を見せた。
報知新聞ビジネス局の浅原大二朗事業部長は「各校ともレースで経験を積めると好意的な反応だ」と述べ、大会の拡大を図っていく考えを示した。
事務局の曽禰(そね)信氏は「駅伝ファンは多い。これを機にランナーズパラダイス宮古島として新たな魅力を発信できれば」と説明し、愛好者の来島誘引を期待した。
大会は、2月12日午前9時に号砲。市陸上競技場を発着する5区間98・2キロで7チームがたすきをつなぐ。コースは、競技場から植物園を経て高野地区、福山地区に向かい、南静園入り口で折り返し。東平安名崎で折り返して海宝館前からドイツ文化村、入江橋を通過して下地運動公園前を折り返し、東平安名崎入り口、植物園前を経て市陸上競技場に戻る。
同大会についての問い合わせは曽禰事務局(電話080・4444・5853)まで。