地元事業者をマッチング/ぷからす交流商談会
島内販路拡大目指す/売り・買い手47事業所参加
宮古島商工会議所が音頭を取り、島内事業所の販路拡大を目指す「ぷからす交流商談会」が18日、市未来創造センターであり、売り手側買い手側合わせて47事業所が参加し盛況だった。初めての開催で、売り手は島内産の加工食品、野菜、菓子などをアピール。買い手も興味深そうに説明を聞いていた。この日で早速、商談が成立した商品もあった。
商談会参加者は売り手(サプライヤー)、買い手(バイヤー)とも島内生産者、事業者。土産品や加工食品などの生産・製造事業者、農水畜産物生産者と、ホテル、飲食店、卸売業者との交流、マッチングが目的。この日はサプライヤー23事業所、バイヤー24事業所が参加した。
会議所の根路銘康文会頭は「商談会が開かれることをうれしく思う。宮古島の地産地消、まずはローカルでつなごうと始まった試み。今後、広がる可能性があり、バイヤーもサプライヤーも、もっと付加価値のある商品を売るチャンスが多くあると思う。この商談会で、宮古島の価値を高めていこう」と呼び掛けた。
会場にはアロエベラの加工品、島内産野菜、ヤギ肉加工品、宮古そば、モズク、アーサ、チーズ、サツマイモ、カツオだしのポン酢、菓子、なまり節、香水、パナマ帽、シャツなどのブースが設けられ、バイヤーに商品をアピールした。
商談会を終えて、これまでもホテルやスーパーと取り引きがあり、多品目の野菜を生産しているまるごと宮古島の上地和彦代表は「良かった。新規の取り引きにつながった」、宮古島漁協の栗山弘嗣組合長は「参加者からは話ができて良かったという声が多かった。また機会を設けてほしい。漁協としても通信販売の話があり、広がりそうだ」、琉球ガラスやアパレルを扱うWEATHER PERMITTING OKINAWAの大枝幸子さんは「希望の光が見える話もあった。実りある商談会だった」と話した。
バイヤーからも前向きな声があった。島の駅みやこを運営するパラダイスプランの平良雄一さんは「食品に関心があった。製造量とか、いろいろと話が聞けた」と話した。