22年分 確定申告がスタート/宮古島税務署
コロナ対策で2週間前倒し/イー・タックス活用を推奨
所得税などの2022年分の確定申告が1日から宮古地区などで始まった。宮古島税務署では新型コロナウイルス感染症防止対策の観点から、密集を避けるため例年より2週間前倒しして、受付期間を長めに設定している。初日には市民らが訪れ申告を済ませたり、相談をしたりした。受付時間は午前9時から午後4時まで。申告期限は所得税などは3月15日、消費税などは同31日までとなっている。
申告会場入場の際には整理券が必要で、会場で当日配布されるほか、LINE(ライン)アプリを使用してオンラインで事前取得することもできる。
会場への入場は検温、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などが必要で、宮古島税務署では協力を求めている。
また、同署では自宅からパソコンやスマートフォンで24時間申告できる「e―Tax(イー・タックス)」の利用を勧めている。申告会場には「スマホコーナー」が設置されており、職員の案内で申告者自身のスマホによって申告を行い、次年度からは自宅などからスマホで申告を行うよう促している。
昨年は約8400人が確定申告を行い、75%に当たる約6300人がイー・タックスを利用した。残りの約2100人が会場や郵送などで書面による申告をした。
所得税や消費税などの税金を指定の預貯金口座から自動的に引き落として納税する振替納税の期限は所得税が4月24日、消費税が同27日となっている。
同署の上村真理子署長は「コロナ感染リスクを軽減するためにも、スマホや自宅のパソコンからイー・タックスでの申請をしてほしい。期限前は多くの人が殺到するので、早めの準備、申告をお願いしたい」と述べた。
会場を訪れた男性(40代)は「確定申告の相談に来た。申告はイー・タックスで早めに済ませる予定」と話した。