優秀賞に新里君ら/23年スポーツ振興表彰式
22個人4団体たたえる/市スポーツ協会
競技、指導者の功績評価
2023年宮古スポーツ振興表彰式(主催・市スポーツ協会)が10日、市総合体育館で開かれた。3年ぶりに全年代の受賞者が一堂に会して行われ、新報児童オリンピック陸上競技6年800㍍で優勝した新里颯一朗君(久松小6年)ら22個人4団体を表彰してスポーツ振興への功績をたたえた。
この表彰式は、スポーツの分野で優秀な成績を収めた児童生徒や一般の競技者および団体、指導者を表彰するもの。
21、22年は新型コロナウイルス感染防止の観点から一般の対象者を式典で表彰し児童生徒には各校で伝達表彰しており、3年ぶりに全年代の受賞者が一堂に会しての表彰式となった。
表彰式で市スポーツ協会の砂川恵助会長は「皆さんの活躍は、宮古圏域のスポーツファンに夢と希望を与えた。改めてスポーツの力、素晴らしさを多くの市民と共有できたことを心から喜んでいる」と述べた。
その上で、受賞者に対し「これからも真摯(しんし)に練習を積み、自ら学び続けて誇りと自信を持って精進してほしい。多くの市民に認められスポーツ界の発展に貢献していただきたい」と期待を示した。
大城裕子教育長(代読・友利克生涯学習部長)は、12日のワイドー・ズミ大学駅伝大会など多くのイベントが開催されることに触れながら「地元選手の活躍は、後の若手選手の向上心を一層かき立てるとともに島民に大きな自信と誇りを与えてくれる。今後も競技の垣根を越えた市スポーツの盛り上がりを大いに期待している」と祝辞を述べた。
受賞者代表であいさつした新里君は、周囲の支えや日々共に練習する仲間のおかげで受賞できたとしながら、「感謝の心を忘れず、明日からもこの賞に恥じぬようコツコツ努力を積み上げていく」と誓った。