東洋が完全優勝果たす/ワイドー・ズミ大学駅伝
1区からトップ譲らず/2位は東海、3位立教A
宮古島ワイドー・ズミ大学駅伝大会2023(主催・同実行委員会)が12日、市陸上競技場を発着点とした5区間98・2㌔で行われ、1区からトップを守った東洋大が2位に6分差以上をつける5時間21分19秒のタイムで優勝した。2位は東海大、3位は立教大Aだった。この日は気温26度、湿度83%とレースには厳しい気象条件となったが、選手たちは懸命に走り、仲間にたすきをつないだ。
大会には前回参加の立教大と芝浦工大に加え、今年の箱根駅伝3位の青山学院大、同5位の順天堂大、同10位の東洋大、同15位の東海大が出場。また、競技の強化と普及のため、地元の沖縄選抜チームも5区間を計8人で走った。
コースは宮古南静園入り口や東平安名崎、上野ドイツ文化村、下地運動公園を通過する一周道路を使用。1区が18・9㌔、2区が21・3㌔、3区と4区が各20㌔、5区が18㌔の計98・2㌔となっている。
レースは1区で東洋大の九嶋恵舜が力走し首位に立つとその後も、2区、3区、4区の選手たちも懸命な走りを見せ、首位のままアンカーの菅野大輝につないだ。菅野も安定した走りを見せ、2位に大差をつけてゴールに飛び込んだ。
レース後、菅野は「地域の皆さんから東洋大頑張れという声援があり、力になった。この大会は新チームのスタートを切る大会で指標になると思う。1区の選手が頑張ってくれたので自信を持って良い走りができた。宮古島に来たのは初めてだが、暑さが過酷だった。景色は良く、走りがいのあるコースだった」と感想を語った。