推進賞に與那覇、瑞慶覧さん/「緑の街角賞」
宮国さんは植栽美化賞/最高賞は選出されず
市民の庭造りを評価して緑豊かな街づくりにつなげる第40回緑の街角賞(主催・宮古島市市民運動実践協議会グリーン部会)の審査結果の発表が14日、市みどり推進課であり、今年も最高賞の「緑の街角賞」は選出されなかった。緑の街角賞が選出されないのは3年連続。グリーン部会の平良耕次郎部会長は「新型コロナの影響で審査を広げることができなかった」と説明した。今回は部会員から推薦のあった4軒1団体を1月31日に審査し、各賞を選んだ。
緑化推進賞は平良西里の與那覇登さんと城辺新城の瑞慶覧明さん、植栽美化賞は伊良部仲地の宮国勝男さんが受賞した。
平良西里(野原越)の與那覇さんの庭は、門の右に濃い緑のマツ、左に黒っぽい幹のクロキが勢いよく育っており、満開のツツジとの相乗効果で奥の芝生が引き立っている。瑞慶覧さんの庭は150坪にさらに150坪が加わった2面続きの広大な庭で、花木や草花で埋め尽くされている。宮国さんの庭は、塀が岩坂を張ったかのように工夫され、門柱の周辺をハマシタンで覆い、形の美しいマツ両脇に配置されている。
平良部会長はそれぞれの庭は「家人が花を愛でている優しい気持ちが伝わった」と評価した。
特別賞の植栽努力賞は上野新里の曽我初枝さん、公共美化賞はボランティアで花いっぱい運動をしている伊良部自治会が受賞した。
審査は同部会員から推薦された家を回り、▽樹木がよく成長し見栄えある庭造りをしているか▽気候風土や地域性に留意した緑づくりをしているか▽雑草の処理など日々の手入れが行き届いているか-など10項目で評価を行う。
事務局を務める市みどり推進課は、街角賞の候補宅となる庭の情報を求めている。自薦他薦は問わない。
情報提供、問い合わせは同課(電話72・9784)まで。