23年度一般会計 当初予算案は376億円/宮古島市
前年度比1500万円の微増/財調から12億8700万円繰り入れ
市は、28日開会の市議会3月定例会に提出する議案を21日に公表した。それによると2023年度一般会計当初予算案は総額376億9000万円で、前年度比1550万円(0・04%)の微増となっている。歳入のうち自主財源の割合は26・5%。財政調整基金から12億8707万円繰り入れる。歳出には、し尿等処理施設整備事業費5億4791万円、農業生産力向上および農家所得アップ支援事業費1億6769万円などが計上されている。
歳入のうち市が自主的に徴収できる自主財源は99億7867万円で、残る277億1132万円(73・5%)は国や県などから交付される依存財源となっている。
自主財源のうち市税は前年度比5億3012万円増の63億3016万円。そのうち個人市民税(現年課税分)は21億1104万円、固定資産税(同)は29億6406万円。
繰入金は1億3477万円増の23億1114万円。そのうち財政調整基金からの繰入金は12億8707万円で前年度比で1億8389万円増となっている。そのほか、ふるさとまちづくり応援基金から8億7310万円、合併振興基金から1億2533万円などを繰り入れる。
依存財源のうち地方交付税は8853万円増の121億867万円。国庫支出金は8億3445万円減の61億2939万円。県支出金は3億6087万円増の億3561万円。市債は4億7220万円減の14億460万円。
歳出の構成比は経常的経費が83・3%、投資的経費が9・9%、その他経費が6・8%となっている。
歳出の主な内訳を見ると、人件費が1億3373万円減の65億2787万円。物件費は9億8222万円増の80億8133万円。扶助費は4億3522万円増の88億7126万円。公債費は3億2505万円減の44億1971万円。操出金は65万円減の25億1827万円となっている。
歳出予算の主な事業費としては、し尿等処理施設整備事業に5億4791万円、障害児通所給付費に4億1050万円、こども医療費助成事業に1億8420万円、農業生産力向上および農家所得アップ支援事業に1億6769万円、農産物流通条件不利性解消事業補助金に1億5022万円、平良第一小学校屋内運動場改修事業に1億5737万円、西辺中学校校舎改築事業に2億4101万円などが計上されている。