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教育・文化
2023年3月2日(木)9:00

442人が学びや巣立つ/3高校で卒業式

制約の日々乗り越えて/マスク越しに思い出刻む

 

宮古地区の3高校で卒業式が行われ442人が学びやを巣立った=1日、宮高

宮古地区の3高校で卒業式が行われ442人が学びやを巣立った=1日、宮高

宮古地区の宮古高校、宮古総合実業高校、宮古工業高校で1日、卒業式が行われ3校合わせて442人が学びやを巣立った。今回の卒業生は、3年前に新型コロナウイルス感染症が一気に全世界に広がる中で入学。日常生活ではマスクを着用し、臨時休校や各種イベントの中止など、いろいろな制約の中で高校生活を過ごした。そうした苦難を家族、友人、教諭に支えられながら乗り越えてそれぞれが新しい一歩を笑顔で踏み出した。

宮古高校(金城透校長)では普通科174人、理数科76人が金城校長から卒業証書を受け取り、学びやを後にした。

今回も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から通常よりも規模を縮小しての開催となったが、ここ数年は省略されてきた祝辞や送辞なども行われた。

送辞で生徒会長の根間蒼葉さんは「今後、迷い立ち止まった時には(高校生活で)新型コロナと闘い、打ち勝った強い自分を信じてほしい。私たちも先輩たちが築き上げてきた伝統を守り、さらに磨きを掛けていきたい」と述べた。

答辞では、卒業生を代表して川満敬斗さんと上里洸敬さんが新型コロナで不安な日々を過ごしながらも、家族、教諭、友人らと一緒に苦難を乗り越えて、多くの思い出を胸に刻んできたことを涙ながらに述べながら「ここ(宮高)で過ごした日々を胸に、まだ見ぬ明日へ」と、未来を切り開いていく決意を誓った。

式終了後は、運動場で保護者や在校生が花道を作って出迎え、拍手で新たな門出を祝福した。卒業生はコロナ禍を一緒に乗り越えてきた仲間と何度も記念撮影しながら、別れを惜しんだ。

皆勤者は次の通り。
【12カ年】砂川竜之介、田名正宗、砂川拓也、友利なの、山口愛結、鈴木海優、長元あいり
【6カ年】砂川月、砂川竜成、池間琉七、上里洸敬、名嘉眞萌衣、牧志侑武
【3カ年】池間真穂、平良佳穂、冨谷耀、荷川取真奈、与那嶺里知、長濵美緒、友利花菜、友利美咲、仲間日菜美、川満麻菜、下地迪、洲鎌優里、友利凛伽、平良正亜、久貝鈴華、永山愛樹、羽地虹彩、石川美里、上原望鈴、筒井千尋、山里雅紀


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