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社会・全般 観光関係
2023年3月15日(水)9:00

22年度 乗降客数は6万4286人/宮古島ループバス

1日当たり323人が利用/前年度比約3倍に増加

 

22年度は8月10日から2月28日まで実証運行が行われた宮古島ループバス=22年8月10日、北小前バス停

22年度は8月10日から2月28日まで実証運行が行われた宮古島ループバス=22年8月10日、北小前バス停

8月10日から2月28日までの約7カ月間、実証運行が行われた「宮古島ループバス」の2022年度乗降者数は、延べ6万4286人、1日当たりに換算すると323人となり、前年度の1日当たり利用実績111人に比べ約3倍の増加となったことがこのほど、同事業実施主体の双日(本社東京都)のまとめで分かった。同社では増加の主な要因として観光客へループバスの周知が進んだことや、レンタカーの不足、価格上昇などを挙げる。

宮古島ループバスとは、市による観光循環バス自走化実証事業で、2020年度から実証運行が実施されている。市から委託を受けた双日が全体統括と事業性検証などを担い、宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、中央交通のバス会社3社が共同運行を行っている。

22年度の実証運行は、8月10日から11月10日までの夏期と、11月11日から2月28日までの冬期の二つの期間に分けて実施。夏期は「北小前」から「吉野海岸」まで、冬期は「北小前」から「オーシャンズリゾート」までを結ぶルートで運行され、商業施設やホテル、宮古空港、来間島、東平安名崎などに停留した。

運行便数は、夏期が吉野海岸行き8便、北小前行き9便の計17便だったのに対し、冬期はオーシャンズリゾート行き6便、北小前行き7本の計13便で、冬期は夏期より4便の減となった。

乗降者数の合計(その内訳)と1日当たり人数は、夏期が2万8890人(市民利用者864人、島外利用者2万8026人)、1日当たり325人。冬期は3万5396人(市民826人、島外3万4570人)、1日当たり322人。トータルでは6万4286人(市民1690人、島外6万2596人)、1日当たりは323人となった。
7月12日から9月5日までと12月26日から1月3日までの計51日間運行した21年度の乗降客数合計は5648人で、1日当たりは111人だったことから、1日当たりで比較すると22年度は21年度を216人上回る結果となった。

乗降客数が増加した主な理由として双日では、▽ループバスの運行が3年目となり特に観光客向けに周知が進んだ▽コロナ明けの観光客増加と、それに対してのレンタカーの不足や価格上昇▽免許返納者や免許を持たない若者の利用増▽市内ホテルとの連携によるホテル宿泊者と従業員の利用増-などを挙げている。


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