かぎやで風を一斉披露 「さんしんの日」演奏会/沖縄宮古民謡協会
【那覇支社】沖縄宮古民謡協会(天久光宏会長)は4日、「第31回ゆかる日 まさる日 さんしんの日」(主催・琉球放送iラジオ)の開催にちなみ、豊見城市中央公民館交流広場で三線の演奏会を催した。会員ら約80人が集い、ラジオから流れる時報と音楽に合わせ、主題曲である琉球民謡の「かぎやで風」(かじゃで風)を一斉に奏で披露した。
「さんしんの日」は3月4日の語呂(ごろ)合わせで名付けられ、同放送局をメインに全国の三線愛好家らが同時に演奏するもので、琉球民謡の素晴らしさを全世界に発信することを目的に毎年行われている。
同民謡協会では、主題曲のほか、代表的な宮古民謡の「なりやまあやぐ」「とうがにあやぐ」「豊年の歌」など16曲を演奏した。
主催者としてあいさつした天久会長は、「毎年行われる演奏会も、今年で31回目を数える。全国一斉に民謡を奏でることで、世界に向けて発信することを目指し、本協会も参加するようになった」と開催の経緯を述べた。
その上で、「きょうは楽しく愉快に過ごしてもらえればと思う。日頃のコロナ禍のストレスを発散し、楽しく過ごそう」と呼び掛けた。
演奏会では、豊島久美子琉舞研究所、垣花光子琉舞研究所、悠遊会のメンバーらが民謡などに合わせて踊りを披露し、フィナーレは「漲水ぬクイチャー」を参加者全員で踊って締めくくった。