夏到来、海浜に歓声/第45回海びらき
市民、観光客催し楽しむ/4年ぶり制限なしで盛況
宮古に初夏の到来を告げる2023年海族(かいぞく)まつり「第45回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が2日、与那覇前浜ビーチで開催された。4年ぶりに制限なしで開催された催しには、大勢の市民や観光客らが訪れ、初泳ぎや多彩なイベントとともに宮古島の青い空と海を満喫した。
開始前にはツカサや宮古島観光協会の吉井良介会長ら関係者が海の安全を祈願。開会式では、琉球國祭り太鼓宮古支部の演舞が幕開けを飾った。
吉井会長は海びらきを喜びながら「マナーとルールを守って安全と安心を基礎とし、無理・むちゃをせず満喫してほしい」と呼び掛け。座喜味一幸市長、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長もあいさつした。
第48代ミス宮古島と同協会青年部の吉川修平海びらき実行委員長、大相撲元大関のKONISHIKIさんらが高らかに海びらきを宣言した。カウントダウンの後、子供たちが一斉に海へと飛び込み、初泳ぎを楽しんだ。
アトラクションでは「ブギウギスイング」が5~68歳の計30人でにぎやかにダンスを披露。「Te Mahana」がタヒチアンダンスで観客を魅了し、KONISHIKIさん・小錦千絵さん夫妻のスペシャルライブで盛り上がった。島ぞうり飛ばし大会、ビーチ相撲も会場を沸かせた。
伊佐梨杏さん(平良第一小新5年)・心花さん(同3年)姉妹と友人の増田乃碧さん(南小新3年)は、「海は楽しい。けがをせず事故がないように楽しく泳ぎたい」と感想。福原光晴君(南小新6年)は「とても気持ちいい。友達と泳げて最高。暑くなったら家族と泳ぎに行きたい」と述べた。
母の帰省で参加したという糸満市の塚本一恵さん(兼城小新6年)は宮古島海洋少年団の試乗でヨットを初体験。「風を受けて海面を滑るように進んでいた。小学生が自分で動かしてすごいと思った。海がきれいで楽しかった」と語った。