市、2年ぶりに人口増加/2022年度版統計みやこじま
73人増、転入が転出上回る
宮古島市はこのほど、市の人口や経済、教育、福祉など各分野の基礎的な統計資料を収録した「統計みやこじま」の2022年度版(第18号)を発刊した。同書によると22年12月末時点の人口は前年度同期実績を73人上回る5万5539人で2年ぶりに増加に転じた。出生数は死亡数を下回ったものの、転入数が転出数を上回った。統計から見ると1日に1・3人出生しているのに対し、2・0人が死亡。転入が1日10・0人に対し、転出は9・1人だった。
人口を地域別に見ると、平良地区は前年度同期比219人増の3万8244人、上野地区は60人増の3902人、下地地区は29人増の3018人と3地区では増加したが、城辺地区は148人減の5466人、伊良部地区は87人減の4909人と2地区では減少となった。
総人口のうち15歳未満の幼年人口は8288人で、総人口に占める割合は14・9%。15歳~64歳の生産人口は3万2037人で57・7%。65歳以上の老齢人口は1万5214人で27・4%となっている。
出生数は前年度比1人増の477人、死亡数は127人増の743人で、自然増加人数は266人の減となった。
転入数は488人増の3665人、転出数は180人増の3311人となり、社会増加人数は354人の増となった。
婚姻数は7組減の301組で、1カ月当たり25・1組が結婚した。離婚数は12組増の137組で、1カ月当たりは11・4組だった。
交通人身事故発生件数は54件増の101件で、1カ月に8・4件発生。刑法犯発生件数は73件増の334件で1日当たり0・9件発生している。
中学から高校等への進学率は98・5%、高校から大学等への進学率は45・3%だった。
市職員数は696人で市民1人当たりに換算すると78・0人に1人となる。
収録されている内容は主に22年(1月~12月)または21年度(21年4月~22年3月)のものとなっている。