関係者集い起工式/JAおきなわ宮古島支店
旧平良支店跡地に新築
県農業協同組合(JAおきなわ、前田典男理事長)は12日、平良西里でJAおきなわ宮古島支店新築工事の起工式・地鎮祭を行った。建設地は旧平良支店跡地。前田理事長をはじめ、JAや設計・建設の関係者ら約60人が集い、無事故無災害を願った。オープンは来年1月を予定している。
宮古島支店は、JAおきなわ店舗再編戦略に基づき、2021年10月に平良、上野、下地、伊良部、宮古支店の信用共済事業を統合し、新たな基幹支店として再編された。現在は宮古地区本部内で営業している。
新店舗建設計画は、宮古地区店舗再編戦略施設整備マスタープランを策定し、継続的に協議した。市街地に位置しており、利便性が良いことから旧平良支店跡地が選定されたという。
新店舗には1階にATMコーナーと駐車場、2階に信用共済店舗を整備する。高齢者や障がい者らが利用しやすいよう、エレベーターとエスカレーターが設置される。
建物は、鉄骨造りの地上2階建て。建築面積は585平方㍍、延べ床面積は1174平方㍍。工期は11月30日までとなっている。
地鎮祭では祝詞奏上が行われた後、前田理事長と翁長設計の翁長武範社長、共和産業の下地和彦社長がくわ入れした。
施主を代表して前田理事長は「この支店が宮古島の拠点になり、農業と地域の発展に寄与することを心から願っている。12月の完成を楽しみにしている」と話した。
宮古島支店の久志隆盛支店長は「地域に根付き、組合員や利用者の期待に応えられる店舗づくりに取り組みたい」と語った。