バイク預け、いざ本番/第37回全日本トライ大会
気持ち高まる選手ら/入念に最終準備確認
第37回全日本トライアスロン宮古島大会を前日に控えた15日、バイク競技スタート地点の宮古島東急ホテル&リゾーツ内の特設バイク置き場で、バイク預託が行われた。午後1時から受け付けが始まると選手たちが続々と訪れ、4年ぶりに開催される大会に向けて気持ちを高めた。
選手たちは、レースで使用するバイクと共に預託会場を訪れ、担当のボランティアスタッフにバーコードを専用端末で読み取ってもらった後、所定の場所にバイクを預けた。
この日はあいにくの雨模様となった。選手たちは忘れ物がないか、何度もチェックした後、雨よけのシートをバイクにかぶせていた。知人と再会を果たし、レースでの健闘を誓い合う姿も見られた。
神奈川県の岩原宏司さん(51)は初出場で初来島。「トライアスロンに誘ってくれた仲間がコロナ禍の間に65歳を超えてしまった。その仲間のためにも完走したい。試走したがどこもきれいで驚いた。当日は晴れるようなので、めちゃくちゃ楽しみ」と抱負を述べた。
トライアスロン歴4年目という東京都の太田貴二さん(54)は初参加。「(宮古島は)とても海がきれいなので、それを1番楽しみに来た。とにかく楽しんで、最後まで走り切りたい」と声を弾ませた。
名古屋市の前田乙乃さん(25)と能宣さん(24)は姉弟そろって初めて参加する。乙乃さんは「初めて宮古島に来た。きれいな海を泳ぐのが楽しみ」と笑顔。能宣さんは「長距離レースは初めてなので、長距離走の練習をした。目標は完走で、練習の成果を出せたら」と意気込みを語った。