30日にごみ拾い「大作戦」/「ごみゼロの日」
島内一斉実施は初/市長ら市民参加呼び掛け
「ごみゼロの日」である5月30日、「島内ごみゼロ大作戦!」と銘打った島内一斉ごみ拾いが行われる。初めての取り組みで、ボランティアで海岸清掃に取り組んでいる宮古の海をキレイにし隊(井上美香隊長)が主催し、宮古島市が全面協力する。22日、井上さんと座喜味一幸市長が市役所で会見し、多くの市民の参加を呼び掛けた。
ごみゼロの日は県内各地でもさまざまな取り組みが行われているが、島内全域で一斉にごみ拾いを行うのは初めて。この日は時間は設定せず、通勤・通学中、勤務中、放課後、仕事後、クラブ活動中など、市民一人一人ができる時間帯で身近な場所のごみを拾う。
拾ったごみは分別して家庭ごみとして出す。事業所や団体で参加する場合は事前に「ボランティア清掃申し込み」をすると、ごみ袋の配布、ごみ回収場所の指定を受けられる。
またごみ拾いの様子を写真に収め、SNSに「♯島内ごみゼロ大作戦」を付けて投稿することも呼び掛けている。
井上さんは「ビーチクリーンを始めて8年になる。海岸に漂着するごみは海外からのものがほとんどで、世界で800万㌧のごみが漂っているといわれている。その中の一部が宮古島にも流れ着いている。海をきれいにするという活動をしているが、陸上のごみのポイ捨てや不法投棄は市民のモラルの問題。住んでいる私たちがポイ捨てごみや不法投棄ごみを見て見ぬふりをせず、手で拾っていこうという思いでこのイベントを考えた」と説明した。
座喜味市長は「ごみ問題については行政も正面から取り組んでいきたい。島全体でごみを拾う運動を展開したい。大作戦を成功させ、持続的な事業にしていきたい」と話し、市民の協力を求めた。
詳細については「宮古の海をキレイにし隊」で検索できる。