功労団体、個人を表彰/防犯協総会
「安全安心」推進を確認
宮古島地区防犯協会(前川尚誼会長)の2023年度第69回定期総会と防犯功労表彰式が23日、七原コミュニティーセンターで開かれた。対面での総会開催は4年ぶり。会では23年度の事業計画案や予算案が承認されたほか、役員改選では前川会長が再任された。表彰式では前川会長と宮古島警察署の喜屋武一郎署長から1団体に感謝状、1団体と12個人に防犯功労表彰として賞状と記念品が手渡された。
前川会長は、警察や市、村、関係機関、防犯協会各支部などの支援と協力で昨年度は防犯協会の目的を達成することができたとの考えを示した上で、「今後とも民間防犯団体の中核として『みんなでつくろう 安全・安心の街』を合い言葉に、地域安全活動や青少年健全育成活動を強力に推進し、すべての地域が安全、安心に暮らせるまちづくりにまい進していきたい」と抱負を語った。
喜屋武署長は同署管内の刑法犯認知件数は減少傾向にあったが、22年は増加に転じたことを紹介し、「(防犯協会の)活動も重要度が増してくるが、犯罪のない美(か)ぎ島(すま)宮古島の実現を目指し、共に頑張ろう」と語った。
このほか座喜味一幸市長、県防犯協会連合会の下地米蔵会長が来賓あいさつを行い、石垣和彦理事が「すべての人が安全で安心して生活できる美ぎ島宮古づくりに一層取り組む」と宣言した。
総会では22年度の事業経過報告と歳入297万5938円、歳出292万1603円だった決算報告、23年度の事業計画案と総額299万7935円の予算案を審議し、いずれも全会一致で原案通り承認した。
また、23年度活動では9月の2学期始業に伴う朝のあいさつ運動や10月の全国地域安全運動の実施、12月の年末年始の地域安全運動、年金支給日に伴う特殊詐欺被害防止広報活動を展開する。
感謝状、表彰受賞者は次の通り。(敬称略)
【防犯活動協力感謝状】七の会(下里栄徳代表)
【防犯功労団体表彰】多良間村消防団(山城忠俊代表)
【防犯功労個人表彰】濱川義夫▽仲間行彦▽砂川裕寿▽下地秀虎▽砂川武正▽砂川和男▽狩俣昌樹▽川満清次▽奥平スミ子▽池間美代▽砂川直喜▽中村裕也