美しい島いつまでも/「ごみゼロ大作戦!」
官民一斉ごみ拾い/キレイにし隊 継続開催に決意
5月30日の「ごみゼロの日」に合わせた「島内ごみゼロ大作戦!」(主催・宮古の海をキレイにし隊)が同日、島内全域で行われた。時間を設定せず、通勤・通学中、勤務中、放課後、仕事後、クラブ活動中など、市民一人一人ができる時間帯で身近な場所のごみを拾い集めた。市によると、約600人が事前申請し、午後3時時点で約500袋分のごみを拾い集めた。
「ごみゼロの日」では、これまでも各地でさまざまな取り組みが行われてきたが、今回のように島内全域で一斉にごみ拾いを実施するのは初めて。
この活動を主催する同隊の取り組みに賛同した市が全面協力する形で実現した。
市役所の市民広場で開催された出発式で、同隊の井上美香隊長は「世界中の人がうらやむほどの美しい海に囲まれた島だからこそ、そこに住む私たちの手で美しくしたいとの思いで企画した。今回は市の協力を得て、この活動が実施できることをうれしく思う。ぜひ、この取り組みが今後も継続されて、みんなの手で宮古島を『かぎすま』にしていこう」とあいさつした。
座喜味一幸市長は「今回、宮古でごみゼロを目指そうとの動きにうねりが出てきた。その思いを行政も受け止めてこの取り組みが実現した。宮古の海や自然がいつまでも美しいと言われるためにもこの活動を継続する必要がある。そのために行政もバックアップしていきたい」と決意を示した。
台風2号が接近しているということもあり、海岸での活動は後日行うこととなり、参加者に対しては「無理せず自分のペースで危険な場所には立ち寄らないでほしい」と訴えた。
また、ごみ拾いの様子を写真に収め、SNSに「♯島内ごみゼロ大作戦」を付けて投稿することも呼び掛けられた。