海荒れ、船便欠航続く/台風2号の影響
漁師も出漁できず/港運各社は臨時便計画
台風2号の影響で宮古島地方では5月28日ごろから食品などの生活物資を運ぶ船便が欠航している。スーパーなどでは乳製品や生鮮食品などが品薄となっている。港運各社によると臨時便を出す計画となっており、最短での船便到着は4日を予定している。宮古島地方気象台によると4日の波の高さは1.5メートルと予想されている。
同気象台によると3日は高気圧のへりを回る湿った空気の影響でおおむね曇る見込み。沿岸の海域では、うねりを伴いしけており、しけや波の高い状態は3日にかけて続くと予想している。4日ごろには波の状態も安定するとみられる。
台風の影響で海上がしけて船便が欠航していることについて、海上輸送業の担当者は「臨時便での対応となるが、日曜日の船に食料品などが積まれているかは分からない」と話した。
スーパーで買い物をしていた40代の女性は「毎度のことながら陳列棚に何もない。船が早めに来てくれると助かる」と語った。
一方、漁師らも台風の影響で出漁できない状態となっている。宮古島、伊良部、池間の3漁協では台風接近前の5月27日から波が高い状態などもあり、4~5日程度漁に出られない状況だ。漁再開の見通しについて、各漁協では漁師それぞれが判断するとした上で、「早ければきょう3日からでも漁に向かうことができると思う」、「週明けから出港するのでは」などと話していた。