市、予算案など23件提出へ/市議会6月定例会
5億7700万円補正増提案
12日開会 当局が全員協で議案説明
市議会全員協議会が7日、同協議会室で開かれ、12日に開会する市議会6月定例会に提出する議案の説明を市当局が行った。今定例会には歳入歳出それぞれ5億7703万円を増額させる一般会計補正予算案、消防ポンプ自動車を4455万円で購入することや市の学習等供用施設を自治会に無償譲渡することへの議決を求める議案など議案15件、報告8件の計23件の提出が予定されている。
6月定例会に提出される23件の内訳は、予算案3件、条例議案5件、議決議案7件、報告8件。
一般会計補正予算案の歳出に計上されている主なものとしては、農業水路等長寿命化・防災減災事業費1億9020万円、次世代教育ICT整備事業費2185万円、西辺中学校校舎改築事業費1593万円などがある。歳入では、市の貯金に当たる財政調整基金から9765万円の繰り入れを行う。
条例議案では、新型コロナウイルス感染症が5類に位置付けられたことに伴い、同感染症対処のための特殊勤務手当の特例を廃止する条例改正案などが提出される。
議決議案では、高規格救急自動車を2530万円で、消防ポンプ自動車を4450万円で購入することや、細竹学習等供用施設を細竹自治会に無償譲渡することなどに議会の議決を求める。 報告では、低所得の子育て世帯生活支援特別給付金と、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金を増額させるため、市が一般会計の補正増を専決処分により行ったことなどを報告し、承認を求めている。
全員協議会では、嘉数登副市長や與那覇勝重総務部長が提出議案の説明を行った。
そのほか、宮古島夏まつり前日の7月20日に宮古島市で、熊本県山鹿市と宮古島市が友好都市を締結することを、上地俊暢秘書広報課長が説明した。
全員協議会前には議会運営委員会が開かれ、6月定例会の日程を12日から30日までの19日間とすることなどを決めた。