11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
社会・全般
2023年7月4日(火)9:00

25年連続で西里大通り/最高路線価

対前年伸び率4・3%/下里、市場通りも上昇

25年連続で宮古地区の最高路線価となった西里通り

25年連続で宮古地区の最高路線価となった西里通り

【那覇支社】沖縄国税事務所は3日、相続税や贈与税の算定基準となる2023年分の路線価(1月1日現在)を発表した。宮古島税務署管内の最高路線価は平良字西里の「西里大通り(中央通りとの交差点から北西向け区間)」で、1平方㍍当たり12万円。前年からの伸び率は4・3%だった。前年の9・5%からは縮小したが、県内各税務署管内の最高路線価では伸び率2位となった。

西里大通りが宮古島税務署管内の最高路線価となるのは1999年から25年連続。国税庁のホームページによると、下里通り、市場通りなどでも、路線価が上昇した。コロナ禍からの回復などが影響したとみられる。

国土交通省地価公示の評価員・代表幹事を務める不動産鑑定士の仲本徹氏は、宮古地区の地価について、「西里通りを中心に、ホテルの用地取得も強いほか、店舗の空きがないと聞いている。郊外でリゾート色が強い場所は、さらに(動きが)強いのではないか」との見方を示した。

同じ先島地区である石垣署管内の最高路線価は、1平方㍍当たり15万円。宮古の最高路線価より25%高いが、5年前には石垣税務署管内が宮古より8割高かったことを考えると、大幅に縮小した。

仲本氏は「宮古島にはヒルトンも進出するなど、市場がグローバル化している。市場への参加者の動きが石垣よりも強くなっている」と語った。

県内の最高路線価は、22年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」。前年比2・1%上昇の1平方㍍当たり145万円で、3年ぶりに上昇へ転じた。

今後について、仲本氏は「右肩上がりの傾向が続くとも思えるが、国際的に金利が上昇しているので、どのように影響するか注視が必要」と述べた。

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となり、毎年1月1日を評価時点として、12月31日までの間に相続、または贈与により土地などを取得した場合に適用されるもの。地価公示価格などを基にした価格(時価)の80%程度をめどに評価して算定する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!