地元で就職しよう/14社が魅力アピール
新卒者対象、合同説明会/ハローワーク主催
2024年3月新規高卒者などを対象にした宮古島地域企業合同説明会(主催・市、ハローワーク宮古)が11日、市未来創造センター多目的ホールで開催された。4年ぶりの開催となった今回は、新規高校卒業者を採用予定で市内に就業場所がある企業14社が参加。島内の人手不足が叫ばれる中で、参加企業は業務内容、労働環境などを紹介し、地元で就職することの魅力をアピールした。
あいさつで、座喜味一幸市長(代読・嘉数登副市長)は「ぜひ、この機会に地元での就職を選択肢の一つとして捉え、積極的に企業の情報を集めてほしい。また、企業においては職場の魅力を存分に伝えて、貴重な人材の確保に成功することを願っている」と述べた。
参加企業は▽沖縄ヤマト運輸▽沖縄綿久寝具▽漲水整備▽東和▽富士自動車▽宮古毎日新聞社▽りゅうせき▽りゅうせきライフサポート▽共和産業▽巴組▽先嶋産業▽下地島空港施設▽沖縄県社会福祉事業団宮古厚生園▽ヒルトン沖縄宮古島リゾート-。
今回は、宮古高校、宮古工業高校、宮古総合実業高校から計32人の生徒が参加し、企業から業界の魅力や業務内容の説明を受けた。
参加した東和の新城浩司社長は「これまでのような『来てください』だけでなく、地元の企業はどんどん地元の高校生に会社を知ってもらう必要がある。今回のような合同説明会はとても大切な機会。就職希望者だけでなく、進学希望の生徒にも間口を広げて説明会が開催されると、将来につながるのでありがたい」と話した。
ヒルトンの説明を受けた宮古総合実業高校生活福祉科3年の島尻愛未さんは「観光関連に興味があって、ホテル勤務も検討していた。今回の説明を聞いてイメージがさらに良くなった。県内のホテルで働きたいという気持ちが強いので、今回の説明内容を今後の参考にしたい」と笑顔になった。
それぞれのブースでは、参加企業が、生徒たちに対して仕事の内容を丁寧に説明しながら、島内就職の利点を訴えた。