22年度実績、目標上回る/市生涯現役促進協総会
今年度も高年齢者就職機会創出
市生涯現役促進協議会(会長・松堂英彦福祉部長)の2023年度第1回総会が12日、市役所であり、22年度はセミナーや窓口設置で高年齢者の就職を支援し、目標値を上回る実績を上げたことなどが報告された。今年度も同様の事業を実施し、高年齢者の就職機会を創出していくことを確認した。
松堂部長は「事業を開始してから6年目で最終年度を迎えている。新型コロナが5類感染症に移行したことで、仕事を求めるシニア層が増え、相談窓口への相談も増えている。市には生涯現役を希望する人が多くいると考えられる」と協力を求めた。
協議会では高年齢者就職マッチング相談会事業の「シニアのためのお仕事紹介フェア」で11人、高年齢者向け就業支援セミナーで4人、高年齢者雇用開発フォローアップ事業で16人、就職相談窓口で11人、シルバー人材センターに7人の就職に結び付けた。
雇用開発フォローアップ事業では地域事業所に出向き、求人内容を調査して「シニアのための求人情報」のポスターを作成し、中央公民館など市内の施設に掲示し、雇用促進を図った。就職相談窓口は協議会事務所(旧下地庁舎)に開設。年間で22人の相談があり、ハローワークや協力企業と連携することで11人が就職できた。