子牛価格、50万円割り込む/7月競り
前月比3万7000円下げ46万円
2023年7月期肉用牛競りが19日、JAおきなわ宮古家畜市場で行われた。子牛1頭平均価格は前月から3万7675円下げ、46万4592円となり、前々月に続き、再び50万円を割り込んだ。平均キロ単価は1649円で138円の下げとなった。前月はやや値を戻し、50万円台に回復していた。関係者は再び下落したことに表情はさえなかった。
子牛は299頭が上場され、295頭の取り引きが成立。平均体重は282㌔だった。
1頭平均価格は去勢が前月比3万2929円安の51万9423円、雌は大きく値が崩れ同6万8552円下がって36万2381円となった。最高価格は去勢の81万8400円だった。
平均キロ単価は去勢が前月比142円安の1766円、雌は同201円安の1401円だった。
成牛を含めた上場頭数は352頭で347頭が取り引きされた。成牛を含めた1頭平均価格は42万1427円。去勢が51万9423円、雌が30万37円。全体の販売額は1億4623万5100円となった。
競りを見ていた生産者の一人は「全然上がらない。飼料高騰で厳しい経営状況が続いている。赤字経営と言ってもいい」と言葉少なだった。