最大瞬間風速34.2㍍/台風6号
勢力維持し宮古接近/長時間、暴風警報の可能性
大型で非常に強い台風6号は2日午後1時現在、久米島の西南西を時速10㌔で西北西に進んでいる。勢力を維持しながら北西へ進み、3日に掛けて非常に強い勢力を維持したままで宮古島地方に接近する見込み。台風の速度や進路によっては5日ごろまで暴風警報が発表される可能性がある。宮古島では2日午後2時14分に最大瞬間風速34・2㍍(西北西の風)が観測された。今後はさらに風雨が強まる見通しで、気象台では最大級の警戒を呼び掛けている。
同日午後1時現在の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45㍍、最大瞬間風速は65㍍。中心から東側280㌔以内と、西側220㌔以内では風速25㍍以上の暴風、中心の北東側600㌔以内と南西側500㌔以内では風速15㍍以上の強い風が吹いている。
3日正午までの24時間雨量は多いところで200㍉と予想。1時間に最大50㍉の非常に激しい雨が降る見込み。宮古島地方の海域ではうねりを伴い猛烈にしけているほか、台風接近と大潮の時期が重なっているため、3日に掛けて潮位が高くなると予報。海岸付近の低地での高潮による浸水や冠水に警戒が必要だ。予想される波の高さは3日が最大10㍍、4日は9㍍と予想している。
台風は3日正午には宮古島の北北西約230㌔にあって、西北西にゆっくりと進む見通し。暴風警戒域は東側340㌔、西側290㌔となっている。
同気象台では暴風や高波、高潮に厳重に警戒するとともに、土砂災害や低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に十分に注意してほしいことや、最新の台風情報を確認するよう呼び掛けている。