5日ぶり本土便再開/観光客ら長蛇の列
那覇路線、きょうも全便欠航/台風6号
台風6号の影響で欠航が続いていた航空路線が5日、再開された。5日ぶりに宮古、下地島両空港を発着する本土直行便が運航。宮古空港には手続きをする利用者で長蛇の列ができた。那覇路線は6日も全便欠航となるなど、台風の影響が色濃く残っている。
台風6号は沖縄本島と宮古島の間を北西に通過した後、Uターンし、再び沖縄本島に接近。宮古島地方での暴風警報は53時間におよび、沖縄本島には2度目の暴風警報が発令された。
5日は宮古空港から羽田、関西、名古屋の3路線が運航された。下地島空港は羽田、成田、神戸、福岡の4路線が再開した。
欠航になったのは、那覇路線で日本トランスオーシャン航空(JTA)の16便、全日本空輸(ANA)の10便、スカイマーク(SKY)の4便。琉球エアーコミューター(RAC)は宮古-多良間などを含む全42便が欠航となった。
きょう6日も那覇を発着するJAL、JTA、RAC、ANA、SKYの路線は全便欠航が決まった。宮古および下地島発着の本土路線のみ運航される。
宮古空港の開館時間に合わせて多くの利用客が駆け付けた。荷物を預ける利用客の列は時間が経過するごとに伸び、一時到着ロビーをも横切った。
空港関係者は「朝からすごい人出だ。何日も止まっていたので利用客の皆さんは大変だったと思う」と話した。
東京都から観光に訪れていた男女は「戻りのチケットが取れずに5日までいるとは。台風の大変さを味わった。今回は何もできなかったので、また宮古島に来たい」と述べた。
海の便は、大神海運の「ウカンかりゆす」、多良間海運の「フェリーたらまⅢ」とも欠航が続いている。