親子協力し工作に挑戦/本社主催手づくり広場
自分だけの作品仕上げる/4年ぶり開催に91人参加
第34回親子ふれあい手作り広場(主催・宮古毎日新聞社、協賛・メイクマン)が20日、メイクマン宮古店で行われた。91人の子どもたちと保護者らが参加して工作に挑戦した。夏休み恒例のイベントだったが、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。参加者らは親子で協力しながら作業に取り組み、自分だけの手作り作品を完成させた。(6面に写真特集)
同イベントは、子どもたちに手作りの喜びと工夫することの楽しさを提供するとともに、親子触れ合いの場を設けて家族のコミュニケーションを深めてもらうことが目的。午前と午後の2回行われ、午前は41人、午後は50人の子どもたちが参加した。
工作のテーマは▽カンカラ三線▽わくわく収納ボックス(木工工作)▽アクリルケース(アクリル工作)▽シーサーポット(しっくい工作)▽多目的スツール(はじめての電動工具)▽すのこ絵本立て(タイシロウキッズ工作)-の六つ。
参加した親子らは採寸して印を付けたり、一緒にのこぎりをひいたりと、汗びっしょりになりながら充実した時間を過ごした。
開会式で宮古毎日新聞社の山内忠会長兼社長は「4年ぶりの開催となるが、多くの市民が訪れたことをうれしく思う。親子での手作り工作は子どもの心の中にずっと残る。最後まで楽しく作ってほしい」と呼び掛けた。
メイクマン公式アンバサダーのタイシロウさんは「県内各地の手作り広場に参加しているが、それぞれの地域で子どもたちの感覚が違って面白い。教える側としてもとても楽しい」と笑った。
参加した清家洋さん(38)・惇君(7)親子は、カンカラ三線作りに挑戦した。惇君は「糸巻き棒を削るところが一番難しかった。簡単ですぐ終わると思ったけど違った。夏休みの良い思い出になった」と話した。