先島初の免税商品受取所開設/沖縄DFS
宮古、下地島の2空港に/関係者かテープカットで祝う
沖縄ディーエフエス(DFS)は23日、オンラインで購入した免税商品を受け取ることができるピックアップカウンターを宮古、下地島の両空港に開設した。県内では沖縄本島に開設しているが、先島では初めて。宮古空港で行われたオープニングセレモニーでは、同社のリチャード・グスタフソン社長や座喜味一幸市長、宮古空港ターミナルの下地義治社長らがテープカットを行い、宮古島観光への相乗効果に期待を寄せた。
セレモニーでグスタフソン社長は「私たちは外資系では珍しく沖縄が本社。それだけ沖縄、宮古島に対して熱い思いを持っていることから、宮古島にこのカウンターを開設することにした。このビジネス展開を通して宮古島観光の魅力を向上させたい」と話した。
座喜味市長は「DFSは、世界をリードする免税店として世界各国に店舗展開をしている。このピックアップカウンターを宮古空港に開設することで、来島者の島での滞在がより充実したものになることを期待している」とあいさつした。
セレモニー後、マスコミの取材に応じたグスタフソン社長は、宮古島に開設した理由について「これから富裕層が多く宮古島には訪れると思い設置した。今後、下地島空港では国際線が始まることを皆さん期待しているし、そうなれば今までとは違うレベルの観光になる。国際線が再開すれば、国際線エリアにもこのカウンターを設ける予定」と述べた。
宮古島から出発する旅行者らが免税商品を購入できるのは国内においてはDFSのみ。
活用方法については、宮古島への旅行を予定している人や島の住民が、事前にLINE(@DFS Japan)やDFS沖縄オンラインショップで買い物を行い、その商品を宮古空港か、下地島空港で受け取れる。
このサービスは、出発30日前から買い物を受け付ける。島民が免税商品を受け取れるのは県外に出発する便に搭乗することが条件となっている。