市民文化祭、10月開幕/「創造する市民の文化」テーマ
多数の参加呼び掛け/市、市教委、文化協
第18回宮古島市民総合文化祭(一般の部、児童生徒の部)が10月に開幕する。主催する市、市教育委員会、市文化協会が31日、市役所で合同会見し、日程や内容を発表した。テーマは「創造する市民の文化」。座喜味一幸市長は「今回から通常通りの開催となり、盛り上がりに期待している。多くの市民に参加していただきたい」と述べた。10月20日にはオープニングセレモニーを実施し、来年1月まで開かれる。
文化祭は市民文化の向上を図り、心豊かな文化都市宮古島市の創造の場とすることが目的。新型コロナウイルスの影響で2年間中止となったが、昨年から復活している。
座喜味市長は「昨年は新型コロナの影響で規模を縮小するなど自重しての開催だった。規模縮小していた際のパワーが開放されて大きなエネルギーとなり、作品に現れると楽しみにしている」とあいさつした。
大城裕子教育長は「市民文化祭は約半世紀の歴史ある宮古島が誇る文化事業。老若男女問わず、市民の文化活動の発表の場として意義深いものである。児童生徒のみずみずしい感性に触れてもらいたい」と来場を呼び掛けた。
市文化協会の饒平名和枝会長は「今年度からサブテーマに『繋(つな)げよう!島の力』を設定した。伝統と新しさ、宮古の心を紡ぐ、島の文化を未来につなげることを目指したい。にぎやかな交流とさらなる活動の輪が広がることを期待している」と強調した。
文化祭は▽展示部門▽舞台部門(芸術劇場は4月に終了)▽郷土史部門│の各部門に分かれて開催される。会見には一般の部の各部会長が集まり、それぞれの取り組み状況を説明した。
表彰式は、一般の部が10月22日に市未来創造センター多目的ホール、児童生徒の部は12月2日にマティダ市民劇場でそれぞれ行われる。