地域の伝統芸能披露/城辺ふれあいまつり
多彩なプログラムで盛況/文化継承、地域活性化目指す
伝統文化の継承と地域の活性化を図ることなどを目的とした第12回城辺ふれあいまつり(主催・城辺地区地域づくり協議会)が3日、城辺公民館と周辺広場で行われた。舞台発表ではクイチャーや獅子舞、ダンスなど多彩なプログラムが披露された。訪れた地域住民らが交流することの楽しさや、地域で連携することの良さを再確認していた。
開会セレモニーでは、放課後児童クラブぐすくべの利用者による「城辺町歌合唱」、友利獅子舞保存会の「友利の獅子舞」の後、関係者によるテープカットが行われた。
主催者あいさつに立った同協議会の中村康明会長は「舞台発表など盛りだくさんのメニュー。多くの住民の出会い、触れ合い、交流の場になると思う。ゆっくりと楽しんでいただきたい」と呼び掛けた。
座喜味一幸市長は「地域を挙げてまつりを開催することで城辺地域が活性化され、地域住民自らが将来像を考えて住み良い城辺の実現に向けて頑張ることを期待する」と祝辞を述べた。
舞台発表の部は琉球舞踊穂花会の神里桐子さんの「とうがにあやぐ」で幕開け。保育園児らによる遊戯、各自治会の伝統芸能、福嶺、城辺、西城、砂川各小学校の児童とPTAの校歌遊戯、城東中生徒のパフォーマンスなどが次々と披露され、訪れた地域住民を楽しませた。
会場周辺では、サムイ体験コーナーや城辺の児童たちとの相互交流を続けている新潟県板倉区の特産品コーナーなどが設置されたほか、宮古そば・かき氷早食い大会も行われ、子どもたちの笑顔が広がった。
宮古島警察署の交通安全防犯コーナーや市消防本部の防災コーナーが設置され、地域住民に安全安心な地域づくりに向けた取り組みをアピールした。