自見担当相が初来県
座喜味市長らと面談/「離島に対する思い」語る
【那覇支社】第2次岸田再改造内閣で就任後、初めて県を訪れている自見英子沖縄担当相は28日、玉城デニー知事や赤嶺昇県議会議長をはじめ、市町村長代表、経済団体などと相次いで会談した。那覇市の沖縄ハーバービューホテルで行われた、市町村・各圏域団体代表との面談には、宮古市村会長の座喜味一幸宮古島市長も出席した。
冒頭のみ報道陣に公開された、市町村・各圏域代表との面談で、自見担当相は「私自身は、離島への思いが深い。大学を卒業後に、石垣・宮古に通って自分の人生をどうしていこうかと考えた時期がある」とあいさつした。
また、「与えられた役割として、沖縄振興に尽くしていく思いを新たにした。全身全霊で対応し、持っている力を全力で発揮して、皆さんと共に歩んでいきたい」と強調した。
さらに、「物価高や人手不足なども浮上しており、コロナが5類となり観光産業を進めるにも新たな課題が浮き彫りになっている。課題をしっかりと聞いていきたい」と述べた。
面談終了後、座喜味市長は記者団に対し、①離島の石油製品価格低減支援②移動・輸送不利性への制度創設③伊良部屋外運動場整備支援④宮古空港機能拡張支援⑤与那覇前浜・西浜崎海岸の砂浸食への支援⑥多良間村高齢者複合福祉施設と地下避難施設(シェルター)整備支援-の6項目を要望したと語った。
座喜味市長は、自見担当相について「離島振興への熱い思いを聞けた。離島振興への認識も高いので期待している」と述べた。
面談では、市町村を代表して、桑江朝千夫沖縄市長が基地問題など県内の課題を指摘した上で、「本県のさらなる振興発展のために、力添えをお願いしたい」と述べた。