グランプリに伊良部島/中学校ダンスフェスティバル
第18回全宮古中学校ダンスフェスティバル(主催・宮古地区中学校体育研究会)が30日、北中学校体育館で開催された。6校7チーム計217人が出場し、各学校の運動会で披露したダンスを競った。最高賞のグランプリには、3年生38人で息の合った迫力あるダンスを披露し、会場全体を盛り上げた伊良部島の「チームユイドル」が輝いた。ダンスフェスティバルは4年ぶりの開催。
開会式では前回グランプリの鏡原から優勝旗が返還された。体育研究会の与那覇周作会長は「他の学校がどんな表現をしているか互いに高め合い、他校の良いところを持ち帰り、自分の学校で広げてほしい。みんなで盛り上げて楽しみましょう」と呼び掛けた。
審査は▽リズムの特徴をつかんでいる▽恥ずかしがらずに踊れている▽曲に合った振り付けがされている▽チームで息を合わせている-の4項目で行った。
プログラム5番目に登場した伊良部島は人気アニメ「推しの子」の主題歌「アイドル」などの曲を組み合わせたダンスを披露。力強い足踏みなどで躍動感を現し、迫力あるパフォーマンスで見る人を引き付けた。
伊良部島のチームリーダーで曲の編曲も行ったという石嶺純士さんは「グランプリに選ばれて最高の気分。たくさん練習したのでその成果が出たと思う」と受賞を喜んだ。
優秀賞の郷土芸能部門には伝統の川満の棒踊りを披露した下地男子、同賞リズムダンス部門には北の2年1・4組が選ばれた。個人賞(MVP)は狩俣「チームK」の長崎花さん(3年)に贈られた。